メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in SPAIN 7 《セゴビア後編》

2011年09月11日 | メガヒヨのホリデイ

 
それではセゴビア観光のハイライトである、アルカサルに向かって歩いてくよ。
街なかには過去の日本人大量渡航時代の名残である、日本語案内が。
ありがたやと頼りにしつつ進む。


しかしセゴビアの街は歴史があるねぇ。
なにげなく歩いている住宅地の壁も、ちょっとはがれているところを見れば昔のレンガがあるし。
この建物はアーチ型だった入口を塗りつぶして、今の形になっていると見えるね。

 
はい。アルカサル入口に到着!!

 
お城なので高台の眺めのいい場所にあるね。


すぐさま記念写真を撮りたいところなんだけど、中国人ツアー客御一行様が通り過ぎるまでじっと待つ。


やっとメガヒヨの番。パチリ。
このお城は、ディズニーの白雪姫の舞台のモデルになったって話だよ。


こんな感じにヒヨコ写真を撮っていたら、地元のお子様たちに囲まれた。
東洋のおばちゃんがオモチャで何をやっているのかと思ったのかな?
そんなうちに、いたずらっ子にモデルのヒヨコを奪われそうになってしまったり(笑)
数をそんなに持っていってなかったので死守したけど。


入場券はアルカサルの建物の中ではなく、お庭にある建物内で販売しているよ。
メガヒヨは塔にものぼりたかったので、追加料金込で4.5ユーロの支払い。
チケットと一緒にフロアプランはくれないので、販売所内にあるインフォメーションで入手しよう。


ではいざ入城せん!!


お堀がなんか怖いなぁ。


お城の定番、甲冑ですな。


さすがスペイン。あちこちにタイルが使われているよ。


お城なので玉座がつきもの。


玉座の間の天井。
イタリアやフランスとはまた違った意匠。

  
「諸王の間」
ここの部屋には過去の王様の彩色された木像がずらりと並ぶ。


王様の足の下を通り、次の間へ。


これはガレー船の間。
天井の装飾がすごい!細かい!


この白いドレスの方がイサベル女王。


お城のあちこちには、過去の偉い人たちのステンドグラスがあるよ。


礼拝堂。
聖母マリアが御本尊のようだ。


でもって横にちょこんと、息子さんのイエス・キリストが。
スペインでは至るところで母上が主役をさしおいている礼拝堂を見かけた。


ここは御寝室。
ベルサイユよりかはずっと落ち着きがあるね。

ところで、このお城の写真の順番。
ツアー客を避けながら撮っているもので、見学順路とは違っていたりする。
写真にはほとんど人が写ってないけれど、実際には自分も含めたアジアからのお客さんで混んでいた。


さて、見学も一休み。
テラスにでも出てみるかな。


いい眺め。
写真中央やや上に写ってる建物は、テンプル騎士団由来のラ・ベラ・クルス教会。
時間の余裕があったら行ってみたかったな。


テラスには階段が。
つい降りて行ってみたくなる。


そしてメガヒヨが大好きな先っぽが。


満足、満足。


この井戸も結構な記念写真ポイントで、順番待ちでかなり粘ったよ(笑)


テラスを経て武器の間へ。


この大砲は写真に撮っても大丈夫だよねぇ


やっぱりこれらって本番に使われていたんだよねぇ。


ボーガンというと、『北斗の拳』を思い出してしまう。
いつの時代のものか分からなかったけど、すごい威力なんだろなぁ。

 
この絵はトレドの大司教とは違い、本物の美形様。
だけど1,000年近く前の話だから、実物がどうだったかは知る術もなし。
でも絵画って夢があっていいよね。


お城の中も一通り見たことだし、塔にのぼってみるかね。


塔の入口にある大砲。
あくまで軍事目的な城ってことを忘れさせない。


こんな階段をずっと登っていくのかと思ったら甘かった。


暗くて急な螺旋階段をぐるぐると上がる。

 
すごく狭いこの階段。
すれ違うのも譲り合いしなきゃ難しい。


やっと塔の屋上に到達!


カテドラル方面のセゴビアの街を望む。


いい眺めだねぇ。


お城の屋根もパチリ。


さて一通り写真も撮ったことだし、降りるかね。
この螺旋階段、「行きはハァハァ、帰りはガクガク」ってな感じで、
勾配が急すぎてかなり怖いのであった。


それじゃあバスの時間もあることだし、街に戻らなきゃね。


ふと右手の丘陵地帯を見ると、過去のお城らしき跡が。
こういうのも歴史を知っていたりすると、見てて更に面白いんだろうな。


てくてくと街方向に歩いて行くと、変わった形のお宅が。


向こう側からみるとこんなだった(笑)
これはサン・アンドレスの門。
内部見学と屋上に上がることが可能らしい。
裏からみたらホント、一般住宅かと思ったよ。


セゴビアの街並みは小京都みたいな感じで、落着きがあった。
バスターミナル周辺ではごく普通の現代地方都市なんだけどね。

ブログを書くにあたりセゴビアのサイトを見直してみたんだけど、
ガイドブックには載っていない名所がいっぱいあって地団駄ふんでしまった
いつか機会をつくってまた訪れてみたいな。


メガヒヨ in SPAIN 6 《セゴビア中編》

2011年09月04日 | メガヒヨのホリデイ


水道橋の両先端を確かめていたら、時間はお昼になっていた!

セゴビアの名物は子豚の丸焼き。
生まれて間もないブーちゃんをこんがり焼いて、そのやわらかい身を骨ごとお皿でさくさく割いて
サーブするって料理。

滅多に食べられない料理だからどうしようかな~と思いつつ、
自分的には丸焼きの許容って、お魚か鶏までなんだよな~と迷う。

結局、あまりお腹が空いていないので今回はパスすることにした。
シェアする相手がいれば良かったんだけどね!


商店街にあった日本製電器屋さん。
原発事故もあったし、メイドインジャパンはえんがちょされているんじゃないかと心配したけれど、
お客さんがいっぱい入ってたので安心した。


12世紀建立にてセゴビア最古であるサン・ミリャン教会。
入口は厳重に鍵がかけられ、人の気配がしなかった。
ミサの時だけ、一般に開放されるらしい。
中に入れなくて残念!


ではカテドラルに向かってセルバンテス通りを歩くよ。


オサレな建物が多いのでまったく退屈しない。


これはガイドブックにも載っている「棘の家」。
写真では分かりにくいが、壁一面が尖った石で覆われている。
だけどこの程度のとんがりでは却って不法侵入の足がかりになるのでは…と心配してしまった(笑)


通りは棘の家あたりを境にしてフアン・ブラボ通りと名前が変わる。
これはサン・マルティン教会。


カテドラルがだんだん見えてきた!


14世紀着工、18世紀竣工のカテドラル。
優美なたたずまいから「大聖堂の貴婦人」と呼ばれる。

拝観料3ユーロを支払い、中へ。
礼拝堂内は撮影禁止。

中はそれなりに良かったんだけど、なにせ前日にトレドを観てしまったので少々物足りない感じも…。
聖歌隊席の彫刻などの調度品が全然違うものね。
もしトレドとセゴビア両方への旅行を計画されている方がいらしたら、迷わずセゴビア、トレドの順で訪問するのを勧めたい。


しかし建物そのものは本当に優雅で美しい!!
光が差し込む回廊にて。


回廊の柱の間から鐘楼を望む。


回廊の端にたたずむ小さいチャペル。


やっぱりスペインは回廊(クロイスター)がいいなぁ。

 
回廊からパティオを覗く。
そうそう。ここも美術館は併設されてるよ。
トレドのカテドラルほどの規模じゃないけれど。

 
カテドラルを出て、マヨール広場の青空市をぶらぶら。
お花屋さんだの、八百屋さんだの、洋品店さんだの、地元の方々向けのものでいっぱい。
そういえばセゴビアではあまりお土産屋さんって見なかったな~。


最後の目的地、アルカサルに向かう途中にあるサン・エステバン教会。
ここも内部の見学は不可。


高さ53mを誇るこの鐘楼。
スペインの中では「塔の女王」と呼ばれているそうだ。
一般公開されていたら登ってみたかったな。